未成年(18歳/19歳/20歳)の自動車保険の相場。保険加入するなら

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免許を取得してすぐの人が自動車保険に加入するときには、その保険料が気になりますよね。

 

免許を初めて取得する人が多い若年層の保険料は事故を起こす確率が高いため、どの保険会社でも高めに設定されています。

 

補償内容や制度など、さまざまな知識がなければどうしても高くなってしまうのです。

 

 

今回は実際の自動車保険料相場と、保険料を下げる方法を解説していきます。

 

これから自動車保険に加入する人は最後まで読んでみてください。

 

 

等級別!20歳以下の保険料の相場

20歳以下の人が初めて自動車保険に加入するとき、ほとんどの方は次の2つのうちどちらかの等級です。

 

全く新規である6等級(又は6S等級)か、既に家族などが自動車保険に加入しているときに受けられるセカンドカー割引を受けた7等級(又は7S等級)等級となります。

 

後述する「未成年が保険料を安くする方法」を利用しないときは、保険料が高額になってしまいがちです。

 

 

実際に20歳以下の人が、自動車保険に加入した場合、6等級と7等級でどのくらい保険料に差があるのかを見てみましょう。

 

 

同一条件とするもの
車種 ホンダ フィット
型式 DBA-GE6
年式・仕様等 平成21年式
5ドアハッチバック
1339ccガソリン車
使用目的 業務以外で使用(日常レジャー)
年間走行距離 5000km以下
その他 グリーン免許
20歳以下
本人配偶者限定
・車両保険適用条件「車対車」
保険金額50万円
自己負担金額1回目5万円、2回目10万円

 

上記の場合で、その他の基本的な補償は同一、特約について省けるだけ省いて加入したときの相場を実際に見積もりを取って確認してみました。

 

6等級(6S等級) 7等級(7S等級)
代理店型A社 年間保険料329,080円 年間保険料285,590円
ダイレクト型B社 年間保険料214,610円 年間保険料186,060円

 

等級での差

20歳以下の人が加入することの多い6等級と7等級との差は、代理店型のA社で43,490円、ダイレクト型のB社で28,550円。
1等級上がるだけでも年額3~5万円の差があります。

 

 

保険会社による差

変更可能な範囲で同じ条件、補償内容にして見積もりをとっても、ダイレクト型と代理店型の差は約10万円ほどありかなり大きいです。

 

つまり、どの等級で加入するかと、どの保険会社の商品にするかが大きく保険料に関係してくるのです。

 

ただ、安いからと言ってダイレクト型の自動車保険を選ぶと、もしもの時にしっかりと対応してもらえなかったり、補償内容が十分じゃなく後悔することにもなります。

 

ダイレクト型を選ぶなら、自動車保険の知識をつけないといけません!

 

 

続いて、20歳以下の人が高くなってしまう理由についてポイントを抑えましょう。

 

 

20歳以下の保険料が高い理由(年齢条件・等級など)

年齢を重ねていくと、事故を起こす確率が下がり、保険料も下がります。

 

等級は、事故がなければ通常1年に1等級ずつ上がります。

 

事故があった場合は、事故の種類によってノーカウント事故、1等級下がる事故、3等級下がる事故があります。

 

 

18歳、19歳、20歳など年齢の若い人は自動車免許を取得する年齢です。

 

免許を取得して間もないということは、事故率が高くなるのです。

 

 

保険会社はその統計を取り続け、損害保険料算出機構が各社の統計から基準となる料率を出しそれが保険料に映されます。

 

さらに新たに加入する場合は、割引率の低い等級である6等級か7等級です。

 

それらが理由で保険料が高くなってしまいます。

 

 

未成年が保険料を安くする方法

 

では20歳以下の人が自動車保険の保険料を安くするにはどのような方法があるでしょうか。

 

親のクルマに乗る(保険に入る必要なし)

 

免許を取得してすぐは、親の自動車に乗る人も多いのではないでしょうか。

 

自分名義ではない自動車と自動車保険にすることで、一番お得に自動車に乗ることができます。

 

注意したいのは、同居している親族が所有する自動車に乗る場合に、その自動車保険の補償内容は変更が必要となることです。

 

 

記名被保険者の「運転者年齢条件」「運転者限定条件」「自動車の使用目的」などが変わることを保険会社に伝え、変更手続きを親にしてもらわなければなりません。

 

それに伴って保険料も上がります。

 

親とよく話し合い、補償内容を自分が乗れるように変更してから自動車を運転させてもらいましょう。

 

 

親の等級をゆずってもらう

 

同じ家に住む18歳の太郎さんと、その父親の太郎父さん40歳で解説します。

 

 

太郎さんが免許と新しい自動車を取得しました。

 

太郎父さんはベテランドライバーで古い車に乗っていて、その自動車保険の等級は20等級、ゴールド免許です。

 

その場合に、太郎さんが新しい自動車に保険をつけるには2つのパターンがあります。

 

 

 

1. 太郎さんがセカンドカー割引を受けて6S等級で自動車保険に加入する

太郎父さんの自動車保険はそのままですが、太郎さんの保険は6S等級のうえに未成年のために高額な保険料です。

 

 

2. 太郎父さんの自動車保険を太郎さんに譲り、太郎父さんが新しく保険に加入する

太郎父さんの自動車保険は20等級です。
年齢が若い人の方が保険料は高くなるため、20等級の自動車保険を太郎さんに譲ります。

 

太郎父さんは新しく保険に加入することになりますが、未成年者である太郎さんよりは割安な保険料で加入出来ます
さらにゴールド免許なら10%ほどの割引があります。

 

 

 

2のほうが、合計保険料が安くなることが多いので、同居している親族が自動車保険に加入している場合はお得です。
よく話し合って、保険会社にも確認してみましょう。

 

 

別居すると等級の引き継ぎはできない

等級の引継ぎは、配偶者か、同居している親族である必要があります。

 

内縁関係などは別となりますが、別居していると親族であっても等級の引継ぎができません。

 

 

たとえば、1人暮らしを始めた後に自動車免許を取得して保険に加入しようとする場合は等級の引き継ぎは出来ません。

 

等級引継を視野に入れて免許や自動車を取得しようとしている人は注意しましょう。

 

 

 

中古車を買って車両保険には入らない

自動車保険の保険料内訳で大きな部分を占めるのが車両保険です。

 

車両保険がありとなしだと保険料がかなり違ってきます。

 

どれくらい違うのかは、等級や車種(車両料率クラス)によって異なってくるので、一括見積もりなどで比較してみると良いでしょう。

 

 

初めて車を買う場合は、新車ではなく中古車を購入して車両保険を付けないというのもありでしょう。

 

なぜなら、初めての車は必ずと言っていいほどぶつけます。こすります。事故ります。

 

 

ちょっとぶつけただけでも修理代が10万円を超えるのは珍しくありません。

 

免許を取って初めて買った新車をぶつけたときのショックと言ったらもう・・・。

 

だから、最初は練習のつもりで安い中古車を購入すると良いのではないでしょうか?

 

 

 

21歳まで乗ればば等級も上がるし年齢条件割引の恩恵も受けられます。

 

それから、自分の欲しい車を新車で購入しても遅くはないと思いますよ。

 

 

たとえば18歳の一人暮らしをしている人が免許を取得して自動車購入と保険加入をした場合で考えてみましょう。

 

200万円の自動車を購入して車両保険つきの自動車保険に、車両保険つきで新規加入します。

 

未成年、新規加入、車両保険付きであることからダイレクト型自動車保険会社Bに加入した場合の保険料は約21万円です。

 

 

その人が自動車を50万円の中古車にしたらどうなるでしょうか。

 

まず自動車購入費が150万円下がります。

 

もしも自動車事故が起きても自分の自動車の損害は下がった150万円だと思って手出しすることにすれば、車両保険は不要です。

 

すると保険料が約15万円まで下がります。

 

年間にすると約5万円もの節約につながります。

 

 

いやいや、せっかくだから自分の好きな車を新車で買いたい!

 

という方は、高くなっても車両保険は付けておいたほうが良いでしょう。

 

もし、自損事故で全損となったら、立ち直れません。

 

 

車両保険を安くする方法としては、適用条件を「車対車」に限定する方法もあります。

 

また、免責をつけるのもいいでしょう。
免責というのは、保険を使う場合の自己負担額です。

 

1回目を5万円、2回目を10万円などの設定ができるので、検討してみてください。

 

 

ダイレクト型に加入するなら知識をつけよう

代理店型とダイレクト型を比較するとき、どうしてもダイレクト型自動車保険のほうが保険料が安いといったイメージがあります。

 

しかし気を付けたいのがその補償内容です。

 

 

各社で見積もりを取ることができる一括見積サービスサイトなどでは、そのサイトで指定する条件と実際に送られてくる見積内容に若干の違いがあります。

 

運転する人やその自動車が同じであっても、各社共通の項目だけを指定しているため、細かな補償内容が異なるのです。

 

また、自分で気に入った自動車保険会社で見積もりを取る場合にも細かな補償内容で保険料が大きく変わるので気を付けたいポイントでもあります。

 

 

たとえば、人身傷害、搭乗者傷害、車両保険などの保険金額や、車両保険の適用条件、その他の諸々の特約などです。

 

 

ダイレクト型自動車保険を選ぶ場合には、見積もりを複数取ってその比較が自分でできなければなりません。

 

知識をつけて正しい補償内容を理解したうえで加入しましょう。

 

 

 

運転者限定割引(本人限定・家族限定)で保険料を安くする

自分しか運転する人がいないときは、運転者を本人限定とすることで、保険料を下げることができます。

 

本人限定という規定がない場合は、本人・配偶者限定を選びましょう。

 

いつ、誰が乗っても自動車保険が利用できる全年齢、運転者限定なしといった条件は一番保険料が高くなります。

 

 

ただし、1人暮らしではなく親元で暮らしている場合には注意が必要です。
本人限定、または本人・配偶者限定にしてしまうと、同居している親族や別居している未婚の子は補償されなくなります

 

そういった場合は、運転者家族限定を選ぶようにしましょう。

 

 

 

まとめ

18歳~20歳の保険料は目が飛び出るほど高いです。その理由は、ずばり「事故発生率」にあります。

 

 

年齢が若く免許取りたての方のほうが交通事故を起こす確率が高いため、その分保険料が高くなってしまうのです。

 

保険料を安くするには、親から等級を引き継ぐのば一番いいでしょう。

 

また、補償内容を見直して自分にあったベストな補償を選ぶことで、節約にもつながります。

 

 

等級引き継ぎができない場合は、コツコツと年齢と等級を積み上げていくしかありません。

 

その間に事故を起こし保険を使うと、等級が1~3等級ダウンしてしまうので、安全運転を心がけましょうね!

 

 

保険料がいくらくらいするのかイメージし、まずは補償についてしっかり理解をして自動車保険選びをしてみましょう。

 

 

→年齢別!自動車保険の相場まとめました


自動車保険ってどこがいいの?

「各保険会社って何が違うの?」
「補償内容や特約ってどう決めたらいいの?」
「安い保険がいいけど事故対応が心配」

とどの保険がいいのか迷っているなら、まずはこちらを御覧ください。

→賢い自動車保険の選び方。もしもの時に後悔しないために




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