車の盗難防止対策。盗難されたら車両保険で補償される金額はいくら?

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あなたの車は狙われている!車盗難の対策

車の盗難は、とても大きな問題です。
車は一財産ですし、愛着もあるものです。

 

そのため、盗られないための対策を練ることは大切です。

 

また万が一盗られてしまったときにはどうしたらいいのか、盗難の手口はどうなっているのか、事故を起こされたときにはどう対処したらいいのかについても考えていく必要があります。

 

 

車の盗難はどれくらいの頻度で起こっている?

まずは、車の盗難事件の発生件数を見ていきましょう。

 

車の盗難事件の発生率は、年々下降線をたどっています。2003年には64000件を超えていたものが、2015年には13800件程度にまで落ち着いています。

 

参考:http://www.car-tounan-boushi.jp/condition.html

 

圧倒的にキー無しでの盗難が多いです

 

最近はカーセキュリティのあり方が見直され、進歩してきたことで盗難が減ってきています。

 

特に「イモビライザー」と呼ばれるカギは着目すべきです。
これは、ハイエースやプリウスなど搭載されているものであり、IDコードを使ったカギです。
単純に、「カギとカギ山が一致した」というだけでは動かすことができないため、非常に高い防犯性を誇ります

 

 

しかし、イモビライザーも万能ではありません。

 

現在はイモビカッターと呼ばれるセキュリティー突破アイテムも販売されていて、プロ集団なら数分で持ち去っていくことが可能なんです。

 

そのため、「イモビライザーを搭載していさえすれば、絶対に盗難に遭わない」ということはできません。

 

とは言え、防犯性能が高いカギを使っていれば、その分リスクは軽減できるでしょう。

 

 

あなたの車はこうして奪われる!車盗難の手口

 

車の盗難のやり方は、実にさまざまです。

 

  • 窓を割って中に押し入る方法
  • 赤外線を使ったもの
  • ピッキング
  • わざと事故って運転手が出てきた時を狙う
  • 中古車販売店とグルで合鍵を作っておく
  • レッカー車で移動させる

 

人目がつかない夕方から夜、または雨の日の犯行が多いようです。
また、人の出入りが多いショッピングモールなども犯行が多いです。

 

 

盗難されやすい車とは

 

盗難されやすい車の上位3つは、「プリウス」「ハイエース」「ランドクルーザー」です。

 

特にプリウスは、車全体の盗難事件のなかの18.8パーセントを占めており、ハイエースは10.8パーセントとなっています。
これは、イモビライザーが導入された後の話です。

 

ただイモビライザーが導入される前は、ハイエースの盗難事件はこの3.5倍ほどの件数にのぼっていました。

 

そう考えると、イモビライザーの導入は「万全ではないが、かなりの効果はあった」と考えるべきでしょう。

 

 

ハイエースやプリウスといった車は、非常に人気が高く、盗難グループにとっては実入りのよい車です。そのため、よく盗難に遭ってしまうのです。

 

 

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盗難が多い都道府県はどこ?

2015年で盗難が一番多かった県は「愛知県」です。
車を持っている人も愛知県が圧倒的に多いので、そのせいもあるでしょう。

 

2位は茨木、3位は大阪です。
東京都は意外と少ないですね。

 

車の盗難防止対策。盗難されたら車両保険で補償される金額はいくら?

参考:http://www.car-tounan-boushi.jp/condition.html

 

 

トップ10に入っている都道府県に住んでいて、プリウスやハイエース、ランクルに乗っている方は十分に注意しましょうね。

 

 

盗難されたらどうすればいいの?

 

車が盗られた!ということがわかったのなら、まずは警察に届け出を出します。
動揺してついつい家族などに電話をしてしまう人もいますが、とにかく何はなくとも警察に盗難届けを出さなければ話になりません。

 

警察に盗難届けを出すと、受理番号が与えられます。

 

盗難届けを出すことには、とても大きな意味があります。
これを出しておくと、その車が盗難車であることがわかるため盗んだ人間が勝手に名義変更を行ったり、車検に出したりすることができなくなるのです。

 

また、同時に保険会社にも連絡をします。

 

ただし、車が戻ってくる確率は約20%と非常に少ないです。

 

 

車両保険は使えるのか

 

車が盗まれてしまうと、心だけでなく財布にも大きなダメージが与えられます。

 

そんなときに役立つのが、「保険」です。

 

 

基本的には自動車保険に入っている場合、車の盗難でも保険金が支払われます。
車の盗難は、車両保険の補償の範疇内なのです。

 

支払われる保険金は、車両保険金額と同額です。

 

車載身の回り品補償特約に入っていれば、車の中に入っていたカメラなどの貴重品も保証対象になります。

 

 

ただしこれには注意点もあります。

 

当たり前ですが、車両保険に入っていなければ、補償は受けられません。
また、節約のために「盗難事故対象外」に設定していても補償は出ません。

 

 

最近は偽装盗難もあるため、盗難車両の保険金未払いのケースもあります。
通販型の保険に入っている場合はしっかり規約を読んでおくほうがいいでしょう。

 

→車両保険って本当に必要なの?こんな人は入らなくてもいいけど入ったほうがいいという話

 

 

盗まれた車で事故を起こされた場合はどうなるのか?

 

最悪のケースですが、「盗まれた車が見つからなかった。やっと見つかったと思ったら、その車で事故を起こされていた」ということはあり得る話です。

 

愛車を盗まれただけでなく盗難者などによって事故を起こされ、車がべこべこにへこんでしまったとなるとショックはとても大きいでしょう。

 

しかもその車で、もし誰かを轢いていたのなら……自分自身が起こした事故ではなくても、とても心が痛むのではないでしょうか。

 

ただ、一点だけ救いになる点があります。

 

それは、原則として「所有者はその責任を負わない」ということです。

 

車を盗まれていても、所有権はあなたにあります。
そのため、盗まれた車で事故を起こされた場合、自分自身も何らかの責任を負わなければいけないと考えてしまう人もいます。

 

しかし、このような場合は、事故の責任は運転手に求められます。
書類上の所有者であるあなたが賠償責任などを負う必要は原則としてありません。

 

ただし、「盗難された状況のときに、所有者に明らかで明白な落ち度があった」という場合については賠償責任が出てくることもあります。

 

たとえば、車にカギを挿しっぱなしで、しかもドアを開けていたというケースです。
また、盗難届けを出していないときなども責任が問われる可能性もあります。

 

 

まとめ

車の盗難は年々減ってきており、2015年は2003年のときの20パーセント程度にまで減少しています。
カーセキュリティの向上、特にイモビライザーの開発が影響を与えたと考えられます。

 

ただ依然として、ハイエースやプリウスは盗まれやすい傾向にあります。
さまざまな盗難の手口があり、防犯対策はどうしてもいたちごっこになってしまうのです。

 

もし車が盗られてしまった場合は、速やかに盗難届けを提出します。また、保険会社にも連絡をしましょう。自動車保険でカバーしてもらえることもあります。

 

盗難された車で事故が起こされた場合は、原則として所有者にはその責を負わせることはありません。ただ、重大な過失があったと認められたケースでは、賠償責任を負わせられた判例もあります。
自分自身で防犯対策を行うことは、このような観点からも必要だと言えます。

 

 


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