搭乗者傷害保険って必要なの?
搭乗者傷害保険って必要なの?
人身傷害保険があれば本当に十分なの?
と疑問に思っている方に、搭乗者傷害保険についてわかりやすくまとめました。
最近ではこの保険の新規加入を廃止している保険会社も増えてきました。
私が加入している東京海上日動では人身傷害保険に入っていれば付随しない保険です。
いまいち「搭乗者傷害保険」がどんな保険なのかわからない・・・。
という方のために、どんな内容なのか、どんなメリットがあるのか、つけた方がいいのか?つけなくてもいいのか?も合わせて、わかりやすく説明します。
「搭乗者傷害保険」とは?
搭乗者傷害保険は、自分の車に乗っていた「人」にかかります。
運転者を含むすべての同乗者が、ケガや死亡をした場合に保険金が受け取れます。
「搭乗者」と名前についてるので、運転手には適用されないと勘違いしている方もいますが、運転者と同乗者全員が対象になります。
しかし、運転者と同乗者の傷害は人身傷害保険で補償されます。
人身傷害保険に入っていればいらないんじゃないの?
と思うのは当然ですよね。
でも、ちょっとだけ違いがあります。その違いをみていきましょう。
人身傷害保険との違いは?
人身傷害と搭乗車傷害の大きな違いは2つです。
1.支払われる金額
2.支払われるタイミング
詳しく説明していきます。
支払われる金額
搭乗者傷害保険 | 部位、症状別に補償額を設定 |
人身傷害補償保険 | 損害金額に応じた支払い |
となっています。
補償金額は以下のようになっています。
死亡した場合 | 保険金額全額 |
後遺症が残った場合 | 後遺症の程度を等級分けにして、それに応じた保険金 |
ケガをした場合は、以下の2つの設定があります。
1.保証金額×入院または通院にかかった日数に対して支払われる「かかった日数払い」
2.ケガをした場所ごとに決まった額で支払われる「部位症状別払い」
「かかった日数払い」は、入院した日数、通院した日数に応じて、平常の生活ができるまでに回復したと判断されるまで支払われます。
「部位症状別払い」は、ケガをした場所に対する設定金額が支払われます。
例えば、腕の骨折40万円、頭部打撲5万円など。
回復までにかかる日数は考慮されないというところがポイントです。
月々支払う保険料は「部位症状別払い」の方が、少し安いです。
しかし治療が長びくと、「かかった日数払い」より、支払われる金額が少なくなってしまいます。
また、「かかった日数払い」の方が、重症の場合は支払い金額が多くなります。
しかし、平常の生活ができるまでに回復するまでという曖昧な基準なので、ケースによっては支払い金額が少ない場合も考えられます。
支払われるタイミング
人身傷害保険と搭乗者傷害保険の違いは、お金を受け取れるタイミングにあります。
人身傷害保険の場合、総損害額が分かった時点で支払われます。
一方、搭乗者傷害保険は、入院や通院を5日以上経過した時点で支払われます。
つまり、搭乗者傷害保険のほうが早く保険金がもらえるというわけです。
加入する必要ある?ない?どっち
搭乗者傷害保険は人身傷害保険と内容がかぶることが多いので、搭乗者傷害保険を付けないという選択肢はありだと思います。
実際に多くの保険会社が搭乗者傷害保険を廃止しています。
ただ大人の自動車保険のように、重複する部分を改善してよりサービスが充実したところもあります。
両方加入しておけば、もちろん両方から保険金が受け取れます。
ケガをした時も死亡時も補償範囲も似ています。
たしかに、加入する保険を少なくすれば、保険料は安く済みます。内容が重複するのであれば、加入する必要はないという判断もできます。
まとめ
「人身傷害補償保険」と「搭乗者傷害保険」は、補償内容が似ていますが、保険金受け取り条件や使い方が違うので、本当は両方とも入っていた方がいいです。
ただし、どちらか一つを選ぶというのであれば「人身傷害補償保険」。
さらに入れるなら「搭乗者傷害保険」といった位置づけになると思います。
「搭乗者傷害保険」は、補償内容はもちろんですが、車のドアに指を挟んでしまってケガをした時など、この保険だけを使うのでれば「ノーカウント事故」となり、次年の等級が下がる影響がないものうれしいところ。
保険料が高くなってしまうことを心配する必要はないのです。
「人身傷害補償保険」と「搭乗者傷害保険」、ケースによっては2つから保険金が受け取れます。
また別なケースでは、それぞれの角度から手厚い補償を受けることができます。
いずれの保険も、保険金や契約内容によって補償内容が変わってくるので、必ず保険会社と相談してください。
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