年代別!自動車保険の相場はいくら?
「免許取ったから保険に入ろうと思うんだけど、20代の保険料ってどのくらいなの?」
「30代で20等級なんだけど、保険料は適正なのかな?もっと安くならないの?」
「40代は保険料が安くなるって言うけど、本当なのかな?」
自動車保険は安くないものですが、どれくらいかけるのが適当なのかが分かりにくいものでもあります。
そのため、他の人がどれくらい払っているのか、相場はどれくらいなのかは気になることでしょう。
年齢・等級別 年間保険料の相場一覧表
保険料に影響する条件を紹介した中でも「年齢」は保険料に大きく影響します。
そのため、相場は年齢ごとに考える方が適切でしょう。
また、保険料を安くするコツも、年齢ごとに違ってきます。
条件は
免許→ブルー
運転者→家族のみ
車種→フィット
です。
6等級 | 10等級 | 15等級 | 20等級 | |
---|---|---|---|---|
20歳以下 | 11~30万 | 8~22万円 | 7~20万円 | 6~16万円 |
21~25歳 | 6~17万円 | 5~13万円 | 4~12万円 | 3~9万円 |
26~34歳 | 4~12万円 | 3~9万円 | 3~8万円 | 2~6万円 |
35歳以上 | 4~11万円 | 3~8万円 | 3~8万円 | 2~6万円 |
※そんぽ24の保険料スピードチェックで各年齢と等級の相場を出しました
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10代の保険相場と安くするポイント
20代の保険相場と安くするポイント
30代の保険相場と安くするポイント
40代の保険相場と安くするポイント
50代の保険相場と安くするポイント
自動車保険の相場はない。正確な保険料を知りたいなら見積もりを取ろう!
実は「自動車保険の相場」というのはありません。
正確には、条件によって値段が変わり、その条件がとても細分化されているため「自動車保険の相場」というひとくくりでの比較ができないのです。
代表的な条件のいくつかを紹介しましょう。
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保険料の条件の説明の前に、見積もりの話を。
保険料はあなたの年齢や家族構成、車種、必要な特約などで決まってきます。
つまり、人それぞれ違うということ。
あなたの条件での保険料は見積もりを取ることでわかります。
さらに、複数社の見積もりを取ることで、安くて補償が充実している、あなたにピッタリの保険を見つけることができるでしょう。
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それでは、自動車保険料がどのように決められているのか見ていきましょう。
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ノンフリート等級による違い
「ノンフリート等級制度」による保険料を割引(割増)です。
等級は1から20まであり、初めて自動車保険を契約するときには6等級から始まります。
その後、無事故期間(保険を1度も使用しない期間)が1年経つごとに等級が1ずつ上がっていき、それによって割引率も上がっていくのです。
例えば、20等級(最高)の人と7等級(運転を始めて2年目)の人の割引率はそれぞれ63%と30%ですので、仮に基本の保険料が20万円だった場合、74,000円と140,000になるのです。
なお、事故などを起こして保険を使うと、1等級から3等級下がり、かつ数年間割引率の低い(割増率の高い)「事故あり等級」という割引率(割増率)で計算されます。
年齢による違い
自動車保険を新たに契約するとき、6等級から始まると上述しましたが、実は6等級には以下のような6種類があります。
6A | 全年齢対象 |
---|---|
6B | 21歳以上 |
6C | 26歳以上 |
6G | 35歳以上 |
6D | 年齢条件対象外車 |
6F | 継続時の6等級 |
6C | 26歳以上 |
6G | 35歳以上 |
6D | 年齢条件対象外車 |
6F | 継続時の6等級 |
これは、運転者の年齢条件を表しており、これらによって割引率(割増率)が違っているのです。
ただし、上記は新規契約時の最初の年だけに影響するもので、その後に等級が変わった後は年齢にかかわらず等級ごとの割引率(割増率)になります。
また、記名被保険者(主に運転する被保険者)の年齢によって保険料が変わってくる制度が別に設けられている場合もあります。その場合は、2年目以降でも年齢によって保険料に違いが出るのです。
運転者年齢条件特約による割引
年齢条件を付けることによって保険料の割引が適用されます。
年齢区分と割引率は以下の通り。
全年齢 | 割引なし |
21歳以上 | 約40~50% |
26歳以上 | 約60~70% |
30歳(35歳)以上 | 約70~75% |
見ていただくとわかると思いますが、全年齢から21歳以上になるだけで約半額になります。
さらに26歳以上になると20%の割引。
そこから上はそこまで大きな割引はありません。
21歳未満だと強制的に「全年齢」あつかいとなってしまうので保険料はバカ高くなってしまいます。
運転者年齢条件特約についてはこちらに詳しくまとめてあります。
→運転者年齢条件特約とは
車両料率クラスによる違い
車両料率クラスという言葉を聞いたことがないという人もいるかもしれませんね。
保険料率クラスというのは、車の形式や排気量などによって作り出された車の分類です。
このクラスによって、事故率や保険使用率が異なっているため、保険料に違いができています。
つまり、車種やグレードによって保険料が変わるということ。
車両料率クラスは「対人賠償保険」「対物賠償保険」「傷害保険」「車両保険」の4つそれぞれにランクがついています。
ランクは1~9まであって、9に近いほどリスクが高くなり保険料も高くなるんです。
車両料率クラスがどのように決められるかというと、過去1年間の事故や盗難の数です。
より事故が多い車両はランクが上がり、少なければ下がるというものです。
自分の車の車両料率クラスはこちらのサイトで検索することができます。
ちなみに、軽自動車には車両料率クラスはありません。
走行距離や用途による違い
まったく同じ運転手でも、走行距離が長いほど、短い場合に比べて事故に合う可能性が高くなるものです。
また、通勤通学やレジャー、仕事などの用途の違いでも事故に遭う確率は変わってきます。
そのため、それぞれによって保険料に違いがあるのです。
補償額による違い
事故を起こした場合に支払われる補償額を高く設定した方が、より保険料が高くなることは、容易に想像できるでしょう。
しかし、だからといって補償額を下げすぎてしまうと、事故を起こしたときに負債を抱えてしまうことになります。
補償額については、目安となる金額がありますので紹介しておきます。
対人賠償責任保険 | 無制限(必須) |
---|---|
対物賠償責任保険 | 無制限(必須) |
人身傷害補償保険 | 5000万円から無制限(できるだけ高めに) |
搭乗者傷害保険 | 1000万円(人身傷害補償保険の補完として) |
特約による違い
保険会社によってさまざまな特約がありますので、それをどれくらい付帯するかで、保険料に違いが出てきます。
数百円程度で付帯できるものから、数万円かかるものまでありますので、保険の目的や組み方で大きく変わってくるでしょう。
車両保険の有無による違い
車の修理代を補償してくれる車両保険は、自動車保険の保険料の中でも大きな割合を占めています。
契約車両やその他の条件にもよりますが、保険料の6割近くを車両保険が占めているのも珍しいことではありません。
ダイレクト型か店舗型の違い
ダイレクト型と呼ばれる自動車保険は、代理店を通さず、利用者が直接インターネットなどで保険会社と契約を行う形態の保険です。
代理店を通さないため、店舗の維持費や人件費などをかける必要がなく、その分店舗型よりも保険料を低く抑えられるのです。
年齢制限やゴールド免許などの割引
自動車保険に加入するときの条件によって、さまざまな割引を受けることができます。
特に大きいのは、上述している年齢条件です。
またその他に、運転者がゴールド免許を保持している場合に割引を受けることができる「ゴールド免許割引」や、インターネットからの申し込みで割り引かれるものもあります。
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10代の保険相場と安くするポイント
20代の保険相場と安くするポイント
30代の保険相場と安くするポイント
40代の保険相場と安くするポイント
50代の保険相場と安くするポイント
10代の相場と安くするポイント
10代(正確には20歳以下)の方は、保険料が高く設定されています。これは、免許を取得したてから運転に慣れ始めた頃にあたり、事故率が高いと言われているからです。
実際に警視庁のデータを見る限り、平成27年度は以下のようになっています。
20歳以下 | 20歳代 | 30歳代 | 40歳代 | 50歳代 | 60歳以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|
免許保有者総数 | 99,152人 | 1,009,421人 | 1,717,246人 | 1,943,100人 | 1,360,015人 | 1,650,757人 |
事故数 | 982人 | 4,349人 | 5,253人 | 7,030人 | 5,348人 | 5,806人 |
事故率 | 0.99% | 0.43% | 0.31% | 0.36% | 0.39% | 0.35% |
明らかに20歳以下の事故率が高くなっているのが分かります。
このようなことから、保険会社は「20歳以下は保険金支払いリスクが高い」として保険料を高めに設定しています。
そのため、保険料の相場は6等級の場合30万円(年間)とかなり高めになっています。
しかし、ここから安くすることもできます。
ポイントは、次の3点です。
若い頃はスポーツカーや3ナンバー車に憧れると思いますが、そういった車は料率クラスが高く、保険料が割り増しされます。
そのため、コンパクトカーや軽自動車などの料率クラスの低い車に乗るようにしましょう。
ただでさえ保険料の高い10代の頃は、コンパクトカーや軽自動車などで運転に慣れることに注力した方が無難です。
保険料を下げるもっとも効果的な方法です。
車両保険を外してしまえば、保険料は上記の相場の6割程度に収まるでしょう。
しかし、車両保険を外してしまうと、自分の車の修理代はすべて自腹です。
そのため、中古の軽自動車など「それほど保険金が出ない車を運転する車の場合に限る」と考えて良いかもしれません。
親が運転していて、かつ高い等級を持っている場合に限られますが、この方法も一定の効果があります。
上述しているように、等級が違えば保険料の割引率が変わってきますので、引き継ぐことができればとても有利です。
20代の相場と安くするポイント
20代(正確には21歳以上30歳未満)の場合は、10代に比べると保険料がぐっと下がり始めます。
免許取り立ての6等級であれば17万円程度。
10等級であれば13万円程度になっているでしょう。
20代での保険料を安く抑えるポイントは、10代のポイントとほぼ重複しています。
10代のポイントと同じです。
コンパクトカーや軽自動車を選びましょう。
もちろん、自分の好きな車を購入したい気持ちは分かりますが、保険料のことを考えるならば料率クラスのことを考えないわけにはいきません。
それでも好きな車があるというのであれば、中古車で購入することをおすすめします。
10代の頃はいっそのこと外すことを検討しましたが、さすがに20代になって好きな車に乗る場合は、外してしまうのは難しくなるでしょう。
ただ、車両保険には安くするためのいくつかの方法があります。
1.補償範囲を狭める
当て逃げや自損事故での補償をなくすことで、2万円程度保険料を押さえることができます。
2.免責を設定する
車両保険を使った場合でも修理費用の一部を自己負担することを約束することで、保険料を最大10%程度抑えることができます。
これらを見ると、高級な新車を購入するのはまだ早いわけが理解できると思います。
これも同じです。
親に相談してみましょう。
30代の相場と安くするポイント
この年代になると、等級もかなり進んできて、保険料はだいぶん手頃になってきます。
13等級から18等級の場合 …… 70,000円程度
家族もでき、もう親に頼ることはできません。
そのため、いままでとは安くするためのポイントも変わってきます。
保険会社によって年齢区分が30歳で区切られている場合(26歳~29歳、30歳~)と35歳で区切られている場合(26歳~35歳、36歳~)があります。
そのため、自分の年齢にあった保険会社を選ぶことで、より保険料を安くすることができるでしょう。
なお、配偶者の年齢も考慮し、低い方の年齢に合わせるようにしなければ、保険が適用されない場合が出てきますので、気を付けてください。
これはいままでと同じです。
家族がいるのであれば、ファミリーカーにすべきでしょう。
ファミリーカーといっても、今は色々なタイプがあります。
子どもが1人ならN-BOXやタントのようなスライドドアがついている軽自動車でもいいでしょう。
ソリオやスペイドなどの2列シートのコンパクトカーもあります。
ミニバンでもフリードやシエンタといったコンパクトミニバン、セレナやヴォクシーなどのMクラスミニバン、アルファードやエルグランドといったLクラスミニバンがあります。
そこまで大きく料率が変わるわけではありませんが、やはり価格が高く、車両が大きくなると料率も上がっていきます。
また、エアバッグやイモビライザーなどの安全装置を装備している車を選ぶことで、保険料の割引を受けることができる場合があります。
上記と同じです。
補償範囲や免責などを検討しましょう。
家族ができたことで、通勤通学などでの利用が増えたり、逆にレジャーでしか使わなくなったりと、いままでと使い方が変わっている場合が考えられます。
その場合は、適切な距離設定に変えることで、保険料を抑えられる可能性があります。
40代の相場と安くするポイント
この年代は30代よりもより手軽な保険料になっています。
20等級の場合 …… 58,000円程度
ただし、この年代になると、子供が車を運転するようになる可能性があります。
その場合は、子供に等級を引き継ぐ場合があります。
また、ようやく憧れの高級車に乗ろうと考える頃です。
そうなると、もう少し保険料が上がることになります。
しかし、それでも30代の保険料程度で抑えられるでしょう。
この年代で保険料を安くするポイントは、以下の3点です。
憧れの高級車を買うとなると、この点はとても大きく影響します。
高級車は盗難のリスクもあり、どうしても保険料が上がるのです。
そのため、料率クラスを考える場合はやはりファミリーカーをおすすめします。
しかし、そうではなく高級車を選ぶのであれば、次の2点を確認して購入するようにしましょう。
1.安全装置の有無
保険会社で割引対象となる安全装置があるかどうか
2.諸経費の費用
保健料には直接関係ありませんが、ハイブリッドカーやEVであれば、ガソリン代が節約できますし、エコカー制度で税制的にも有利ですので、トータルでコストダウンを図れます。
この年代であれば、ゴールド免許になっている場合が多いでしょう。
そのため、その割引を適用することで、保険料をわずかながら節約できます。
ゴールド免許になると10%くらいの割引がありますよ。
子供の保険料を親が払う場合、子供に等級を引き継いだ方がトータルの保険料が安くなる場合が多いです。
特に子供が10代であれば年齢条件が全年齢対象しか選べず、保険料が高額になります。
その場合、親の等級を子供に引き継いで等級による割引を適用させるわけです。
親は改めて保険に新規加入する必要がありますが、年齢条件を高く設定できますので、子供ほど高額な保険料になりません。
50代の相場と安くするポイント
全体としてもっとも保険料が安い頃です。
20等級の場合 …… 58,000円程度
これ以上安くする必要があるかどうかは分かりませんが、もし安くするとすれば、次のようなポイントが考えられるでしょう。
子供が独立してしまった場合は、子供が車に乗ることはないでしょう。
そのため、年齢条件を上げてしまう方法があります。
しかしこの場合、帰省してきた子供に車を運転させてはいけません。
子供の送り迎えやレジャーが減ってくると、走行距離も大きく減っているでしょう。
年間走行距離を見直すことができるかもしれません。
まとめ
自動車保険は、人身事故や物損事故を起こしたときのことを考えると絶対に入っておいたほうが良いでしょう。
ただ、若い頃はかなり高額になってしまいます。
それは、事故率や等級が関係してきます。
10代~20代で保険料を安くしようと思うなら、親から等級を引き継ぐのがいいでしょう。
親に断られたら、中古の軽自動車で車両保険を外すのがおすすめです。
安くしたいならダイレクト保険だけど・・・
ダイレクト保険のほうが保険料が安くなります。
しかし、保険について何も知らないで、価格が安いと言うだけで選ぶと、もしものときに後悔することになります。
保険料について考えるのはいい機会なので、この際に任意保険の基本を学んでおくと良いでしょう。
勉強なんかムリー!という方は、代理店型の保険を選び担当者さんにいろいろ相談しましょう。
ちょっと金額は高くなりますが安心感が違います!
僕はずっと代理店型の保険です。
担当者さんとはかなり中が良くなって、なんでも相談しちゃいます。
保険料が高いと思ったときには「どうしたら安くなるの?」ということも聞きました。
しっかり勉強しているようで納得のいく答えももらえましたよ。
30~50代に適した自動車保険もある
30代40代50代と年齢が上がってくると、自然と等級も上がって保険料も安くなっていきます。
また無事務違反であればゴールド免許にもなり、割引が受けられます。
年齢条件や運転者限定条件を使えばさらに保険料を抑えることができるでしょう。
最近では40代から安くなる!という「おとなの自動車保険」というのも出てきています。
ちょっとでも家計を助けるために保険料を抑えたい!
という方は、一括見積をしてみることをおすすめします。
保険会社によって特約や条件が違い、保険料が安くなることもあります。
ただ、一つだけ注意してほしいのが、「値段だけで選ばない」ということです。
保険は事故を起こしたときに助けてくれるものです。
でも、値段だけを見て入ってしまうと事故対応が最悪だった・・・。ということもありうるのです。
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