免許取り消しになってしまった・・・どうしよう?
免許取り消しになってしまった方へ・・・。
残念ですが、しばらくは運転できません。
また、講習や試験を受けて免許証を再取得する必要があります。
僕も若い頃はよく違反切符を切られていました。
幸い免許取り消しにはなっていませんが、今考えると無茶な運転をしていたな、と反省します。
車は凶器です。
ちょっとした気のゆるみ、ルール違反で大きな事故をおこし、人の命を奪う可能性もあるのです。
説教じみたことは聞きたくないとは思いますが、今一度考えるいい機会と捉えましょう。
免許を再取得するには?
免許を再取得するには、欠落期間を経て、「取消処分者講習」を受け、それから免許証を再取得することになります。
欠落期間開始
↓
仮免許受験
↓
取消処分者講習受講
↓
教習所に入る(第2段階)
↓
欠落期間終了
↓
本免許学科試験
という流れになります。
教習所に入らずに自分で路上運転練習をすることも可能です。
免許取り消しになったら、どのように再取得するのか、いくらお金がかかるのかしっかりシミュレーションしておきましょう。
それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。
再取得までの期間
免許取り消しになった場合、すぐに免許が再取得できるわけではありません。
ある一定の期間は再取得ができず、免許を持てるのはその期間が終了してからということになります。
この期間は過去の違反歴や違反行為によって変わり、最短では1年、最長では10年と決められています。
もし10年もの期間再取得ができないとなれば普段の生活にも非常に大きな影響が出るでしょう。
欠落期間は、行政処分の回数と点数によって計算されます。
下の表は行政処分の回数と免許取り消しになる点数の関係です。
過去3年間の行政処分回数 | 免許取り消しになる点数 |
---|---|
0回 | 15点以上 |
1回 | 10点以上 |
2回 | 5点以上 |
3回 | 4点以上 |
4回以上 | 4点以上 |
行政処分の回数と欠落期間の関係は次のとおりです。
行政処分歴0回 | 行政処分歴1回 | 行政処分歴2回 | 行政処分歴3回 | 行政処分歴4回 |
---|---|---|---|---|
15点~24点(1年) | 10点~19点(1年) | 5点~14点(1年) | 4点~9点(1年) | 4点~9点(1年) |
25点~34点(2年) | 20点~29点(2年) | 15点~24点(2年) | 10点~19点(2年) | 10点~19点(2年) |
35点~39点(3年) | 30点~34点(3年) | 25点~29点(3年) | 20点~24点(3年) | 20点~24点(3年) |
40点~44点(4年) | 35点~39点(4年) | 30点~34点(4年) | 25点~29点(4年) | 25点~29点(4年) |
45点以上(5年) | 40点~44点(5年) | 35点~39点(5年) | 30点~34点(5年) | 30点~34点(5年) |
45点以上(5年) | 40点~44点(5年) | 35点~39点(5年) | 35点~39点(5年) | |
45点以上(5年) | 40点~44点(5年) | 40点~44点(5年) | ||
45点以上(5年) | 45点以上(5年) |
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たとえば過去に違反歴がなく、違反点数が15点から24点の一般違反行為で免許取り消しになった場合、再取得までの期間、言い換えれば運転資格を欠格する期間は1年です。
免許取り消しから1年経過すれば改めて免許を取得することが可能です。
同じように違反歴がなくても、一発で免許取り消しになるような特定違反行為だと10年もの間欠格してしまう可能性があるので注意しましょう。
再取得に必要な講習について
免許を再取得するには通常の試験に合格するだけでなく取消処分者講習を受講しないといけません。
この講習を受講しないとたとえ欠格期間が過ぎていても再取得できない仕組みです。
また、講習を終えると取消処分者講習終了証書が交付されますが有効期限が1年と決まっていますのでこの点も抑えておきましょう。
有効期限が切れてしまえば意味がありません。
講習は2日間で、受講料も30,550円必要になります。
出費としても大きいですし、仕事をしている方だと2日間の講習に出るだけでも大変なのでやはり免許取り消し処分にならないように気を付けて運転することがなによりも大切です。
路上運転練習、本免試験にチャレンジ
取消処分者講習を受けたあとは、10時間の路上運転練習を受け、本免試験にチャンレンジすることになります。
路上運転練習は、運転経歴3年以上の人が監督指導者として同情する必要があります。
安くしたいなら、友達や親、家族にお願いしてやることもできます。
できないなら、教習所に行って第2段階からの教習を受ける必要があります。
料金については教習所によって違うし、第2段階からだけというのは特殊なケースになるので、お近くの教習所に直接聞いたほうがいいでしょう。
路上講習を終えたら、本免試験です。
落ちないようにしっかり練習と勉強をしましょう。
無条件で免許取り消しになる違反
免許取り消しは基本的に違反を繰り返すことで科せられるものです。
そのため普段から交通ルールを守って運転していれば取り消しになってしまうことはまずありません。
とはいえ中には一発で取り消しになる違反(特定違反行為)もあります。
- 危険運転致死や酒酔い運転・・・35~62点
- ひき逃げ・・・35点
- 麻薬を使用しての運転・・・35点
などです。
これらの違反は一発で運転免許が取り消しになるのはもちろん、罰則として高額の罰金や懲役が科せられます。
中でも酒酔い運転は違反者の数が多く、他の違反に比べて罪の意識が低いことが問題になっています。
車を運転する時はお酒を飲まない、これは徹底すべきでしょう。
ちょっとだからと軽い気持ちでいると後で大変な目にあいます。
こんなことは当たり前すぎて、記事に書いていること自体恥ずかしいことです。
しかし、なかなかなくならないのはどういうことなんでしょう。
お酒を飲んで気が大きくなるというパターンも考えられます。
お酒を飲むなら代行などを考えずに、車で行かないという自分ルールを作るのもいいでしょう。
免許を再取得するのは面倒ですし、生活にも影響が出ます。
欠格期間によっては長期間に渡って運転できなくなりますので絶対に取り消しにならないようにしましょう。
免許取り消し中に運転したら・・
免許を再取得する前に運転をすると無免許運転になりますので絶対に運転はしてはいけません。
ちなみに無免許運転の違反点数は25点です。
免許取り消し中だと、点数が加点されるので、再取得する前に更に時間がかかってしまうことになるでしょう。
まとめ
もしあなたが、免許取り消しになってしまっているなら、上記のことをしっかりとやらないと再取得はできません。
時間もお金もかかるので覚悟しておきましょう。
まだ免許取り消しになっていないのなら、今日から運転は細心の注意を払いましょう。
免許取り消しは本当に面倒だし、余計な出費がかかります。
ちょっとした気の緩みで、スピード違反、シートベルト、一時停止、スマホなどの違反で捕まるのはもったいない。
「捕まるのは運が悪い」という考えは捨て、警察が居ても捕まらない運転をするように心がけましょうね!
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