チャイルドシートを助手席に乗せると違反になるの?
小さなお子さんを連れて運転する場合、チャイルドシートは必須です。
子供の状態をすぐに確認できるよう助手制にチャイルドシートを設置したいと感じる親も多いと思います。
助手席への設置は違反なのか、向きは前と後ろどっちがいいのか、安全な場所はどこかを見ていきます。
チャイルドシートに関する決まり
道路交通法では6歳未満の幼児を車に乗せる場合はチャイルドシートを使用しなければならないと義務付けられています。
ではどこに設置するのか、後部座席なのか助手席でもいいのか、この点に関しては実は規定はありません。
つまりチャイルドシートを設置し、そこに子供を座らせてさえいれば設置場所はどこでも良いということになります。
助手席にチャイルドシートを設置しても違反にはならないのです。
実際、お子さんを乗せた車を見てみると助手席にチャイルドシートを設置している方も見かけます。
後部座席に乗せるのは見えにくくなってどうしても不安という場合は助手席にチャイルドシートを設置するのも1つの選択肢です。
助手席は死亡率高い?
後部席だと運転しているときに見えないので、助手席にチャイルドシートを乗せるという方も多いかもしれませんが、実は助手席が一番危険なんです。
政府統計の「平成26年中の交通事故の発生状況」でも後部席より助手席のほうが死亡率が高いというデータが出ています。
その理由としては、エアバックが挙げられます。
事故を起こすと、運転席と助手席にはエアバックがでますね。
子どもがまだ小さい場合、エアバックの衝撃で死亡するケースも有るようです。
また、エアバックで窒息するケースもあるのです。
だから、なるべくチャイルドシートは後部席に乗せることをおすすめします。
前向きと後ろ向きどっちがいい?
チャイルドシートを設置する向きについてですが、これはお子さんの年齢によって変わってきます。
1歳くらいまでの乳幼児は後ろ向きにするのが良いとされ、それ以降の幼児は前向きにするのが良いとされています。
乳幼児の場合、まだ首もすわっていませんし後ろ向きにすることで衝撃を体の広い範囲で受け止め、分散することができます。
後ろ向きだと衝撃を緩和できるわけです。
後ろ向きだとお子さんの状態が見にくいため不安に感じられるかもしれませんが1歳を過ぎるまでは後ろ向きが良いと考えておきましょう。
とはいえ事故を起こせば強い衝撃が加わるのは間違いありません。
まずは事故を起こさないように安全運転を心がける、これが大切なポイントです。
安全な場所は運転席の後ろ?それとも助手席の後ろ?
チャイルドシートを設置するもっとも安全な場所、それは後部座席左側です。
つまり助手席側の後部座席が理想的なのです。
ただ、運転席側の後部座席の方が安全だという意見もあるので判断は難しいところでしょう。
いずれにしても後部座席の左側か右側、いずれかに設置するのが基本です。
運転席側の後部座席はたとえ安全だとしてもドライバーから状況が見えないのでやはり後部座席左側が無難でしょうか。
まとめ
助手席に設置するのも違反ではありませんが安全性を考えるとあまりおすすめできません。
助手席にお子さんがいるとそちらに目を向けてしまいやすくなり、それが原因で事故に繋がるリスクもあります。
お子さんを守るためにチャイルドシートはとても役立ちます。
設置の向きや場所を知っておけばより安全性を高められますのでお子さんのためにも正しい知識を身に付けておきましょう。
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