トヨタクレジット一体型保険ってどうなのよ!?
トヨタで車を買ったら、自動車保険も勧められたんだけど、どうなんだろう?
という方のために、トヨタのクレジット一体型保険について詳しくまとめました。
トヨタの販売店でトヨタブランドの新車か中古車をローンで購入した人だけが利用できる自動車保険で、だからこそのメリットもあります。
手間なくお得に自動車保険を入りたい人、トヨタ車を購入する人は必見です。
トヨタで入れるクレジット一体型保険は何が違うの?
「トヨタのクレジット一体型保険」は、トヨタの販売店で車を購入する人が入れる自動車保険です。
特に、トヨタファイナンスで自動車ローンと一体になっているので、通常の保険と比べると、保険料が分かりやすく割安で、かつ手間がかからないのが大きな魅力でしょう。
そんな「トヨタのクレジット一体型保険」には、以下の3種類が用意されていますので、まずはそれぞれの補償内容などを詳しく説明します。
クレジット一体型保険のメリット・デメリット
「トヨタのクレジット一体型保険」は、保険そのものは大手の代理店型の保険会社が対応しています。
そのため、補償内容に問題のある保険ではありません。
しかし、クレジット一体型保険には、他の自動車保険とまったく違う点がありますので、メリットとデメリットとして説明しておきます。
メリット
クレジット一体型保険のメリットは、自動車ローンと保険料の支払いを合わせた簡単さがもっとも大きいでしょう。
また、毎月定額での支払いとなっているために支払計画が立てやすく、月々の負担もそれほど大きなものではありません。
それに加えて、一括で支払う代わりに割引もされており、トータルコストも低く抑えることができるのは、大きな魅力でしょう。
多くの自動車保険では、数年に1度保険料が上がっています。
また、事故を起こせば保険料が上がります。
しかし、クレジット一体型保険では、契約期間中の保険料は変わりません。
保険会社が基本料を上げても、事故を起こしてしまっても、契約満了までは保険料が変わらないのは、他にはない大きな魅力でしょう。
現在、ほとんどの自動車保険が1年契約になっています。
そのため、自動車保険は毎年更新手続きが必要です。
しかし、長期契約になるクレジット一体型保険の場合は、その間の更新手続きの手間が一切かかりません。
デメリット
もっとも大きなデメリットは、車の乗り換えなどによる途中解約時に発生します。
クレジット一体型保険は、基本的に車の乗り換えや所有者の変更を認めていません。
そのため、契約期間中(=ローンの支払期間中)に新しい車に乗り換えたい場合は、今の契約を途中解約する必要があります。
そして、このときに「違約金」と「一括返済」を求められるのです。
自動車ローンの一括返済は、当然ながら相応の金額になってしまいますので、それに加えて違約金も支払うとなるとほとんどの人には厳しい結果となるでしょう。
また、本来、自動車保険の保険料は、年数が経つにつれて安くなっていくものです。
クレジット一体型保険では、それを契約期間中に一定にするため、前半で払うはずの保険料を後払いする形にしています。
そのため、途中解約した場合、後払いにした分の保険料をすべて支払う必要が出てくるのです。
クレジット一体型保険の保険料は高いのか?
ぶっちゃけ高いです。
と言うのは、3つのプランすべてが代理店型自動車保険だからです。
保険料を比較すると、やはり代理店型よりもダイレクト型のほうが安いです。
さらに、ダイレクト型なら走行距離などの割引制度も豊富にあります。
しかし、ある程度の保険の知識がないと、もしもの時にきちんとした補償を受けられないデメリットもあります。
保険料を安くしたいなら、一括見積もりなどで比較して、ダイレクト型保険を選ぶといいでしょう。
代理店型と比較すると、保険料はそこまで大きく変わりません。
クレジット一体型保険で、契約期間中は保険料が変わらないので、1年目はかなり安くなるでしょう。
ただ、3年目などは割高になるので、覚えておくといいでしょうね。
クレジット一体型保険はこんな方におすすめ
クレジット一体型保険のメリットとデメリットを読んで、「お得で自分に合っている」と思った人は、ぜひ検討して欲しいと思います。
おそらく、そう思ったのは、以下のような人ではないでしょうか?
- 新車を買ったらローンを完済するまで乗り換える気がない
- 自動車保険の保険料を、できる限り安くしたい
- 契約手続きや更新手続きなどに手間をかけたくない
- トヨタの販売店で車を購入する
「トヨタのクレジット一体型保険」は、これらに当てはまる人には、おすすめしたい保険です。
トヨタクレジット一体型保険の3社の特徴
トヨタクレジット一体型保険は、「あいおいニッセイ同和損害保険」「東京日動火災保険」「三井住友海上火災保険」の3社から選ぶことができます。
それぞれどんな特徴があるのかを見ていきましょう。
コンビにプラン
あいおいニッセイ同和損害保険が取り扱っている自動車保険です。
契約期間は自動車ローンの返済期間に合わせて、2年から5年で設定できその間の保険料は変わりません。
補償内容は、あいおいニッセイ同和損害保険の「タフ・クルマの保険」と同等の補償内容で、以下のような特徴があります。
「対人臨時費用特約」が自動付帯
死亡事故を起こしてしまった場合、弔問費用などに備えて、1人あたり20万円までの保険金がおります。
「対歩行者等傷害特約」が自動付帯
歩行者を相手に事故を起こしてしまった場合、相手の過失分の金額についても補償されます。
そのため、過失割合にかかわらず手続きをスムーズに進めることができます。
「人身傷害自立支援特約」が自動付帯
被保険者が事故によって規定の後遺症を負った場合、そのリハビリ費用や福祉機器(福祉車両や車椅子など)の購入費用を300万円まで補償してもらえます。
「車両保険」に「車両価格協定特約」「全損時諸費用特約」が付帯
経年原価にかかわらず初期の保証価格を上限として支払ってもらえます。また、全損や盗難で車両保険を使う場合、諸費用として20万円が支払われます。
コンビにプランの評判
コンビニプランに実施に加入している方の口コミをまとめました。
特に可もなく不可もなくと言ったところでしょう。
・三井住友とあいおい、ニッセイ同和の3社の良いところ取りで安心感がある
・少し事務的なところが気になりましたが、事故対応が迅速で助かりました
・補償内容を確認してもらったら、オーソドックスで無難なものと言われました
ただ、あいおいニッセイ同和損害保険の「タフ・クルマの保険」については、保険料が割高という口コミがあります。
その点はコンビにプランにすることで相殺されますので、お得なプラントも言えるでしょう。
なお、悪い口コミでは、解約時の「一括返済」についての苦情が多く、途中解約はできないと考えた方が良いと言えます。
まとめてバリュープラン
東京海上日動火災保険が取り扱っている保険をトヨタファイナンス経由で契約することになります。
契約の内容は「トータルアシスト自動車保険」と同じもので、2年から5年の長期契約を行うことができます。
「コンビにプラン」同様、契約期間中の保険料は毎月定額支払いになりますので、負担が少なくなっています。
補償内容の特徴は、以下です。
「対物超過修理費特約」が自動付帯
相手の車の修理費用が時価額以上になり、それを補償しなければならなくなった場合、50万円まで補償してもらえます。
「弁護士費用特約」が自動付帯
もらい事故の場合、保険を利用できずに示談交渉などを自腹で行わなければいけません。
その場合に雇う弁護士費用を300万円まで補償してもらえます。
「入院時選べるアシスト特約」が自動付帯
事故が起きた後に補償内容を選べる特約です。
ホームヘルパーや家庭教師、ベビーシッターや差額ベッド代などがあります。
「レンタカー費用等補償特約」が自動付帯
事故などで自走不可能な状態になってしまった場合に、レンタカーの手配などのサービスに加えて、その費用を補償してもらえる金額や日数を拡張します。
各種アシスト
防災や安全情報の提供、電話での医療相談、事故現場での細やかなサポート、ロードアシストなどのサービスを受けられます。
まとめてバリュープランの評判
東京海上日動火災保険が取り扱っている「まとめてバリュープラン」については、以下のような口コミがありました。
・夜中の事故だったが、的確に指示くれて助かった
・素早いロードサービスを受けられ、安心感が増しました
・電話対応で話が通じず、困りました。
大手の東京海上日動火災保険だけに、事故対応などはしっかりとしているようです。
ただし、数多くの担当者やコールセンターがありますので、どうしても残念な対応をする人もおり、そのあたりでマイナスの評価をしている人も散見されました。
東京海上日動火災保険の自動車保険は、本来代理店経由で契約します。
なので、多くの場合はその代理店の担当者と契約者が顔見知りで親身に対応してくれます。
しかし、「トヨタのクレジット一体型保険」を使うとディーラー経由で事故対応などが顔の見えない人とのやりとりになりますので、不安感が大きくなる可能性があります。
また、こちらも「コンビにプラン」同様、解約についての相談が多く見られます。
カップるプラン
三井住友海上火災保険の取り扱っているのが、「カップるプラン」です。
これは、三井住友海上火災保険の「GK クルマの保険」を2年から5年の長期間契約するものです。
ここまでに紹介した2つのプラン同様、毎月の保険料は定額で変わりません。
こちらも、補償内容の特徴的な部分を紹介しましょう。
ハイブリッド車なら新車割引がお得
新車割引で保険料が節約できます。その上、もしその車がハイブリッド車だった場合は、さらに1%の割引を受けることができます。
「新車特約」が自動付帯
事故で車が大破し、車両保険でまかなえなかった場合、新車時の時価額を上限として、保険金を支払ってもらえます。
つまり、新車で事故を起こしてもまた新車を買い換えられるわけです。
カップるプランの評判
「カップるプラン」についても、まず、いくつかの口コミを紹介しましょう。
・保険料が安い割に十分な補償を受けられて、満足です
・事故発生時の対応が早く、とても安心できます
・担当者が夜中でも対応してくれて、とても親切でした
他の2つのプランに比べて特徴があまり見られないプランでしたが、この3つのプランの中では、もっとも好意的な口コミが多いプランです。
そもそもの井住友海上火災保険の「GK クルマの保険」自体が、バランスが良くコストパフォーマンスが良い保険という評判があります。
そのため、より安くなった「カップるプラン」はよりコストパフォーマンスが高くなっていると言えるでしょう。
なお、長期契約の欠点である途中解約については、他の2プランと同様に大きなネックとなっています。この点は、契約時にじっくりと検討しなければいけないところでしょう。
まとめ
「トヨタのクレジット一体型保険」については、ディーラーから紹介される保険ですので、「高いわりに使えない」といった印象を持っている人も少なくないかもしれません。
しかし、「トヨタのクレジット一体型保険」については、途中解約さえしなければ、十分に安く、手厚い補償を受けられるお得な保険なのです。
ただし、特約が自分には不要のものまで自動付帯となっていているケースもあります。
自由度を求めるなら、ダイレクト型自動車保険を選び、自分で補償内容を決めると良いでしょう。
何にせよ、ディーラーから勧められたから加入するのではなく、自分で他の保険と比較して検討したほうが良いでしょう。
トヨタクレジット一体型保険の資料をもらい、他の自動車保険の資料を一括見積もりをしてもらい、見比べてみましょう。
自動車保険ってどこがいいの?
「補償内容や特約ってどう決めたらいいの?」
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とどの保険がいいのか迷っているなら、まずはこちらを御覧ください。
→賢い自動車保険の選び方。もしもの時に後悔しないために
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